
いきなりタイトル見て戸惑った方が多いかもしれません(^^;
良いか悪いかが分からない、という意味ではありませんよ☺
どゆこと?って気になったアナタ、まずは目次をご覧あれ♪
善・悪の共存

「善」か「悪」かという二元論ではなく、「善・悪」両方の側面を併せ持つことが大切、ということです✧この考え方は項末で紹介するOSHO氏著「JOY」という書籍に影響を受けました 📕
この考え方を深く理解するきっかけは、「権利と責任」の関係への気づきからでした。何か権利が発生しているときには、必ずそこにかかる責任がある 。責任を果たすことで権利が得られる、このバランスが物事をうまく進める上でとても大事だと私は考えます 。
「善か悪か」ではなく「善・悪」、「権利か責任か」ではなく「権利・責任」と、両方を同時に捉えるという意味で、同じだと気づいたんです 。
最近読み直した小説『海がきこえる』の解説にも、以下のようなことが書いてありました✍
若い頃、いろいろ知らなくて考えが不自由だったからこそ、純粋でストレートな(自由な)感情が思い抱けた 。
氷室冴子著「海がきこえる」巻末解説 を読んで咀嚼 by ぐつぃ
逆に、少し歳を重ねて、知識や経験を経て考えが自由になると、あの頃のような純粋な感情は、もはや抱けない。
「自由」と「不自由」も、どちらか一方だけではなく、「自由・不自由」両方が存在しているんですね 。
人体の善・悪

この「善悪」のバランスの考え方は、人間の身体にも当てはまります。例えば、体には善玉菌と悪玉菌、両方の常在菌が存在します 。テレビ宣伝やチラシ・ネット広告などでは「バイ菌」として悪い菌を強調し、除菌することが良いとされがちですが…それ、本当に清潔でしょうか?
良い菌だけがいればいいか?良い菌だけだと、悪い菌が入ってきたときに免疫が弱く、対処しきれなくなってしまいます 。その結果、悪い菌をやっつけることができず、体が汚れてしまうのです 。
除菌スプレーなども、悪い菌だけを殺そうとして使うんでしょうけど、結果、良い菌まで殺してしまいます。そうなると、結局は全体として体は汚れてしまいます 。
お風呂で体を洗いすぎることも同様です 。皮脂を落としすぎるボディソープを使うと、体を守ろうとして皮脂が増え、結局は脂ぎってしまう😈。
このように、片方だけを取ろうとすると、物事はうまくいかないことが多いのです。善も悪も、両方を認めるからこそ全体としてバランスが取れるんですね 。
人間関係の善・悪

人間関係においても、この善悪の認識は重要です。自分にとっての「良い」「悪い」という価値観は、他人から見れば必ずしも同じとは限りません 。戦争が起こる時、当事者たちはそれぞれが「正義」を主張し、相手の主張を認めていません 。
しかし、本当にバランスの取れた解決策を探すためには、相手の主張を認め、自分も相手にとって「悪」である側面を持っていることを認識する必要があります 。議論や解決にあたる際には、この「善悪」の両方を持ち合わせることが大切だと思います 。
挑戦における善・悪 = 利益・不利益

何か新しいことに挑戦する時にも、この考え方が役立ちます。挑戦には必ずリスクが伴いますが、利益しかない状態は一番危険です 。それは詐欺に遭う可能性もあるからです 。利益・不利益、すなわちメリット・デメリットを両方理解した上で挑戦するからこそ、物事がうまくいくのだと思います 。
不利益があるからといって、すぐに諦めてしまうのはもったいない!何か買い物をするときでも、ある人にとって完璧なものが、別の人にとっては不満な点があるかもしれない(゜゜)
まとめ

日々の暮らしで、なにか善いことだけ、または悪いことだけに因われたとき、思い出してください。たいていは、どちらかを一方的な感情で無視しようとか反抗しようとしている自分に気づきます💡
だいたい、感情が走ってしまっているときは、冷静には気づけないのですが…
でも、それに気づければ!それだけで困難のループからは一歩出られるでしょう。それほどに、この「二元論の先」の概念は絶大なパワーを持っています。
誰かが「悪い」と言っていることが、自分にとっては「良い」ことである可能性は充分にある 。他人の負の感情が、自分にとって必ずしも負の感情であるとは限らない 。
善も悪も両方を合わせ持って考えることが、きっと満足な結果につながりますよ(´∀`*) さあアナタも、少しずつでよいので、ご自身の人生でお試しあれ✧
おすすめ
Joy 喜び OSHO (著), 山川 紘矢 山川 亜希子 (翻訳)
「痛み快楽、幸不幸、昼間夜、生死」など、今回の善・悪と似たような話が書かれています(p.181)。「すべてのものは一つに繋がっている…それらは切り離せない」と語るOSHO氏、とてつもなく深い!
訳本でもあり、そもそも内容が頭に入ってきにくいのですが…。相当に深くて、読み返す度に学びが得られる本です。寝る前に読むと、覚醒してしまうことがあるので、ご注意。
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第45回 覚悟 が わから〜ん
「善・悪の共存」に深く気づいたきっかけの「権利と責任」に関連するお話です。覚悟というのは、すなわち「しっかり責任を伴った権利」と言い換えてもよいかと💡
氷室冴子 著 『海がきこえる』
隠れたスタジオジブリの名作。しかも何と舞台が高知!
いろいろな事情で、方言監修が付いているはずなのに、生の土佐弁は封印気味?
続編小説「海がきこえるⅡアイがあるから」のクライマックスで繰り出される、主人公・拓による「バリバリの土佐弁」は、カッコよさとダサさが相まって、めっちゃ好き♡
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