第61回 仕組みで改善 が わから〜ん

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失敗したら対策
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第61回 仕組みで改善 が わから〜ん
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しばらく「言語優位者の憂鬱シリーズ」とかが続いてましたけど、久々に真面目というか幸せに気付くテーマということで。

再発防止の定石と失敗への考え方

今回のテーマは、元々エンジニアというか技術系の職場で働いていた私だからこそ、という部分もあります 。

別に技術系や工学系じゃなくても、社会人なら、一度やらかしてしまった失敗はもう繰り返さない、同じことしないように再発防止をするっていうのは、まあ当前のように言われるとは思います。

その方法は

  • なんで失敗したかっていうところを押さえておいて
  • 事前に再発防止の策を仕掛けておく

ということ。

この話をすると、失敗は悪いもの、失敗は絶対にやっちゃいけない!みたいなニュアンスになってくると思うんですけど^^;

今、私はそんなふうには思ってなくて(昔は思ってて、凝り固まってました)、むしろ安心して失敗できるうちにいっぱい失敗すればいいと。

もちろん、わざわざわかりきってる、失敗するのが目に見えてることはやらなくてもいいんですけど。

もうやってみんとわからんような状態だったら、もうさっさとやってしまえと、チャレンジしてしまえっていう 。失敗込みで糧にすればいいと、そういうふうに思ってます 。

頑張って努力するな!仕組みで解決する具体例

それを踏まえた上で、じゃあ「仕組みで改善する」ってどういうことか。ポイントは、「頑張って努力して取り組むな」ってことです 。

もちろん、頑張ってできる人もいるし、できる時もあるんでしょうけど 。仕組みで解決するっていうのは、頑張らずにいかに改善できるかっていうところがポイント 。

うまく今陥ってる原因を活用するというか、活かすみたいなところが一番重要かなと思ってます 。

改善例1:寝坊対策

例えば、寝坊してしまう、としましょう 。今までは目覚ましとかタイマーをかけてなくても勝手に起きれてたけど、急になんか起きれなくなった、という状況。

何も策を講じなければ多分またやらかすと思うんですよね 。体調なのか、人生でそういう時期なのかわかんないですけど、まあ寝不足が続いたら当然起きづらくなるだろうし 。

こういう時、どうしてもその生活習慣が変えられないのであれば、アラームを強化しますよね 。でも、もしアラーム鳴らしてても寝坊してしまうんだったら…

  • アラームを大きくする
  • 枕元じゃなくて、ちょっと離れたところに置いてみる
  • リビングのテーブルの上に置いてみようとか

要は、起きた時に「うーっ!めんどくさい」って思うけど、ちゃんと立ち上がってアラームを止めるために移動させる。そうすると、眠いのは変わらないけど起きることはできます 。

特に、スヌーズ機能で二度寝を繰り返して遅れているのであれば、古典的だけど有効な手ですね。

改善例2:忘れ物対策

もう一つ、私の祖母宅でよく見かける光景なんですけど、祖母宅から色々ね、食べ物とか果物とかもらって持って帰る 。その時、持って帰るのを忘れないようにってメモ書きがある 。

そのメモ書きの紙を、例えば冷蔵庫の中の物を持ち帰る為だとしたら、冷蔵庫に貼ってあっても意味が無いんですよね 。

なんでかって言うと、その「忘れないように」っていう仕組みのためのメモは、帰る時に必ず見るところに貼っておかないと、効力が弱い 。

だから、忘れないようにするには、例えば、玄関先とか、必ず通るドアのところに貼り付けておく 。そしたら、「あ💡」って必ず目に入ると思うんで 。冷蔵庫に貼ってあるよりは多分有効に効くというところなんですよね 。

そういう仕組みの作り方を頑張る 。そこが大事です。

残念な口グセ

だから、私が口癖としてあんまり好ましくないなって思ってるのは

  • 頑張ります
  • 努力します
  • 注意します
  • 善処します

です。

善処に至っては(私の偏見かもしれないけど)、政治家の方々がとりあえず言っておいて、真面目さだけを見せる決め台詞みたいに思ってるんですけど(笑)

要するに、形だけ・口先だけで言ってるように聞こえてしまう。

本当に、真摯に受け止めて反省してるけど、出てくる言葉が「頑張ります」とかだったらがっかりというか。

「あれ、なんか全然真面目に対策するつもりないのかな」って見えてしまうので、口癖になってる人は気を付けた方がいいでしょうね。

別に「頑張ります」自体の言葉は悪くはないかなとは思ってるんですけど、もし「頑張ります」って使うんだとしたら、何を頑張るのか? ってことですよね 。

要は仕組み作りを頑張りますってことです 。

「どういう経緯で今回の失敗なりミスなりが発生したから、この部分で自動的に気がつけるように何か策を講じます」みたいな 。そこを頑張ります、みたいな、そういうところでいいかなとは思います 。

「一生懸命やります」とか、「注意します」とかも、自分の「覚えておく」とか「記憶するのを頑張ります」とか「念じておきます」みたいな意味の頑張るじゃなくて 。

忘れるんだったらちゃんと書き出しておけばいい 。忘れることがダメとか、記憶できないのがダメとか、どうでもよくて 。肝心なのは抜け・漏れが無いようにすること 。

障害がある人 と 仕組みで改善

これって、ちょっと派生というか、抽象化して考えると、私が働いている就労支援事業所=「障害ある方が働くことをサポートする」っていう立場に立った時に一番大事なんですよね 。

なぜなら、人によりますけど、やっぱり障害特性としてそれが難しいことは明らかであるケースが多いから。

つまり、そもそも頑張っても困難なことが多いんです。そこがはっきりしてる 。あるいは、頑張ってできるけど、後でめちゃくちゃ疲れるとか、そういうことが起こりうる世界なので。

じゃあどうすれば、その人にとって頑張らずにできるように作るか、仕組みを立てるかっていうところが肝心なわけであって。

仕組みづくりの才能

少しばかり、私こと ぐつぃ の才能の話をします。

私の才能=自然にできることが「その場にあるものでなんとかする」なのは、障害福祉サービスとうまく合致してるな、と思ってます。

わざわざ高い設備とか、その仕組みとなるものを買わなくても、自分の周りにあるもので作ることができるんです 。それがハードの工作であろうと、ソフトのプログラミングであろうと。

そうやって仕組みを作れるから、今すごくそれが役に立ってる 。かつ、その才能を積み重ねて実績を出していってるから、どんどんそれが強みになってるわけですね。

参考

この才能の話は、下記の書籍にみっちり書かれています。著者の八木仁平さんの2冊目であり、一貫でも出てきた「才能=得意なこと」を、より深ぼって教えてくれます。

才能は、当事者の自分が当たり前にできることだからこそ、とても見つけにくいものではあります。でも、この書籍に載っているヒントがあれば、比較的見つけやすいのではと思います♪

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まとめ

今回をまとめると、「仕組みで解決する」=「努力とか頑張るとか注意します とは真逆」です 。

  • 頑張らないでできること
  • 注意しなくても自動的に気がつくように仕掛けを作る

それが「仕組みで改善する」っていうことです 。

何か失敗した時とか、あるいは絶対に失敗しちゃいけないこと(命に関わること等)を対処するときには有効だと思います 。

上にあげた、ちょっと私がげんなりしてしまう口癖w に気をつけながら、皆さんも人生に活用していってください。