タイトルにとっても悩んだ ぐつぃ です。
この度祖父が亡くなりました。改めて浄土真宗について、いろいろと知り、思ったことをつづってみます。
浄土真宗の特徴
なんといっても、死んだら即成仏。だから他の宗派よりも、諸々の儀式めいたもの👇を取っ払っている。
- 清めの塩
- 死は穢れではないから、不要
- 旅立ちや冥福の祈り
- もう浄土にいるから、不要
- 友引を避ける
- もう浄土にいるから、引きずられない
- 棺に釘を打つ
- もう浄土にいるから、戻らない
- 焼香にて顔の前でおしいただく
- 冥福を祈る必要がない
大切な人を亡くしたのだから、もちろん、故人への思いや悲しみは尽きない。肉親ならばなおさら。
でも、いくらその想いをつのらせても、現実的に故人は帰ってこない。
極楽浄土でまた会おう!って考えだと。お別れではない、ということですね。
追記:
あとから知ったけど、もともと仏教自体に「死=穢れ」という考え方はない。
- 多分、次のことからの慣習?
- 死=伝染病=不治の病という歴史
- 神道の考え方の一部
- 葬儀屋の都合
ちなみに、祖父の葬式を行った葬儀屋では、ふつうに清めの塩はありました。
祖母の好みで、棺への釘は打たずに、シールでしたね。このあたり、なんか
シンプルでいい、と思いました!
故人の魂はそこにないなら、なんのための儀式か
じゃあ、故人が死んだら即成仏の浄土真宗で、一体なんのために葬儀や法要(初七日や四十九日:故人が浄土にいけるように善行)があるのか?
- ひとつは、故人が極楽浄土に逝ったことを感謝するため
- もうひとつは、亡くした側(遺族)の心を問うため
自分はどんな風に死ぬか=どう生きたいか
結論
自分の生きがいへ熱中し、誰かへの価値の提供をしていたい。余暇の時間は少しあればいい。できるだけ没頭していて、気づいたら死んでしまった、くらいがいい。
ただ、ぼーっとしていると虚しくなって、ネガティブなことをいろいろと考えてしまいそうだから。
そうなれるように、今から少しずつ、活動をすすめていく、と決めた!
結論に至った経緯
まず、バイクなんて乗ってる我が身はいつ死んでもおかしくない。どれだけ安全運転していても、操作を誤って事故れば飛ぶし、他の車が突っ込んできても簡単に死ぬだろう。
それはいい。良くはないけど、いろいろと迷惑やら悲しませるだろうけど。そこはわがまま、すまぬことです!
でも、もし、子供がいない自分が長生きしたら、どうなるか?
- 甥や姪はいるものの、あの子たちにはその時それぞれの人生がある
- 老いた自分が負担にはなりたくない、と思う
- たま~に会いにきてくれたら恩の字か
- 基本は孤独
- 妻が先に死んでいる、あるいは生きていてもほぼ動けないとしたら
- 人とのつながりが、病院や介護施設などのスタッフさん達だけ
- 孤独
価値観ピラミッドのベースに「孤独」がある自分でも、さすがに、その上につながる価値がない!これはきつい!
そう考えると、亡くなったじいちゃん本ブログタイトルの「じーちゃん」の方ではない。は、そこそこの親戚に会いにきてもらえて、遺族一同に集まってもらえて、幸せだったのか。
余談だけども、介護などはロボットなどでできれば良い、と思っていたのだが。今現在ならば、介護を受ける身ならばロボットがいいと思える。しかし、人との関わりが介護時だけになったときに、そう思えるだろうか。
だからこそ!「孤独」の上にのっかる
- 「自尊心」
- 「思いやり」
- 「独創性」「改善」
- 「ワクワク」
が欲しい!
これを実現するには、ウェブなりITの力で、誰かを助けるのがイチバンおもしろいかな、という結論でござい。
幸い「ぐつぃのうえぶやさん」はやっているし、もっともっとITが普及してきたときに、身の回りから困った声が聞こえてくるだろう。そんな人たちに貢献できることこそ、自分を誇りに思えるし、余計な孤独の恐怖を考えずに済むのかな、という狙い。
あなたは、どう生きますか?
参考
おすすめ
親鸞/五木寛之
親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】 (講談社文庫) 新品価格 |
浄土真宗の祖ってことで。昔、高知新聞で連載していて、気づいたら本で買ってたのよね✧
見どころは下記:
- 主人公をはじめ、魅力的な登場人物ばかり
- 浄土真宗ができた流れや歴史
- 次の展開にワクワクするストーリー
ぐつぃは「ツブテの弥七(ヤシチ)」が好き。続編(激動編、完結編、各上下)があるので、全6巻。気に入った人は探してみてください。
鉄鼠の檻/京極夏彦
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こちらは ぐつぃ が大好きな京極先生の本から。
浄土真宗でなく、他の宗派がメインだったと記憶しています。とにかく仏教を題材にしているので、苦手な人にはかなり厳しいかもですが、本好き・言語優位・文化好きの方にはきっとささるのでは!
小説版もあるので、漫画では詳細が物足りないと思ったら、手を出してみてください。
第37回 主体的な生き方 がわから~ん!
手前ミソですが、どう生きるか/死にたいのか、のヒントになれば。
余談ですが、この「自己理解」に取り組んでいたら、いつのまにか「7つの習慣」の1~3の習慣あたりを自然に身につけられました。マジおすすめ!